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001

面倒なので 年内に終えたいので駆け足で進めます。
今回は今までのダイジェストみたいな。最初からこうすれば良かったなんて(
うまくいけば年内に…。
魔方陣の前で少女が呆然と立ち尽くしている。
「しまった…召還場所間違えた…」

ここはどこだろうか?
ウィルは周囲を見渡しながら考えた。
ゴツゴツした岩肌の洞窟のような所だ。
昨夜も普通にベッドに入って眠ったはず…?
とりあえずウィルは動くことにした。
しかし歩けど歩けど景色は変わらない。
ウィルは疲れ果てて倒れた。

目が覚めるとベッドのなかだった。
さっきまでのは夢だったのか。
ウィルは安堵した。しかしそれは上から降ってきた声で打ち砕かれた。
「おきましたか」
「・・・」
頭上に毛糸玉が浮かんでいた。
「私はミック。精霊です。そしてここはガーデスの首都です」
いろいろと意味が分からない。ウィルはそう言ったが
ミックはそれ以上説明せず、ベッドの脇で眠っている少女を
示しながらいった。
「あとはそれが説明します」
ミックはそういって少女に電撃を浴びせた。
「うぁ…あ…起きてたんだ。はじめまして…私はエルシャ」
「え…ああ、僕はウィル」
「ん。説明するね」

ウィルは精霊なの。
ずっと昔に、訳あってウィルが今までいた世界に
送ったんだけど、また必要になったから呼び戻したの。

「分かった?」
「ん…言ってることの意味は分かるけど訳が分からない…」
「うん。まあそれでいいよ」
「ところでエリシャって可愛いね」
「ありがとう」
エリシャが頬を染めながら答えた。
「さて、あとは歩きながら説明するよ」

ウィルたちは部屋をでた。
「あなたは今力を失っているけれど、
存在の欠片を戻したら能力が復活するの」
「痛くない?」
「知らない」
エリシャが素っ気無く言った。

三人は館の庭に出た。
そして隅の方に描かれていた魔方陣の上にたった。
「今から王様の所に行くよ」
次の瞬間ウィル達は城の中にいた、
ウィルが戸惑うまもなくエリシャはさっさと歩いていってしまう。
「おや、エリシャじゃないか」
と、向かいから歩いてきた男が言った。
「ああ・・・ウィル、あれは呪術師のリアだよ」
エリシャがウィルに紹介した。
「私はまれな才能の持ち主でね。召喚と呪術両方に長けているんだ」
リアが自慢げに話しているのを無視してウィル達は先へ進んだ。
ふいに王様が座っているのが見えた。
エリシャが立ち止まり言う。
「やあ」
王様も言った。
「やあ」
「じゃあ行って来るから」
踵を返し、三人は城の外に出た。
少し歩いた所にある小屋の中に入り、エリシャがかけられた
防御呪文をはずすのを待って、ウィル達は小屋の中の階段を下りた。
それからしばらく歩いてひとつの大きな部屋に出た。
中央に緑色に光る結晶がある。
「触って」
エリシャが言った。
「君に?」
「そう。好きなところに触っていいよ。嘘だよ。結晶に触って」
ウィルは結晶に触れた。結晶は輝きを失った。
「ほら、光出してみなよ。イメージするだけでいいよ」
ウィルは光の玉をイメージした。目の前に小さな丸い光が現れた。
「さあ戻ろう」

三人は来た道を戻り小屋を出た。
そしてすぐそばの、来たのとは別の召喚陣の描かれた場所の上に立った。
エリシャが呪文を唱える。
次の瞬間ウィル達は森の中にいた。
「ここどこ?」
「森。見れば分かるでしょ」
三人は森を抜け、すぐ見えた街へ入った。門衛はミックの術によって
陶酔させられていたので問題なく突破した。
「ここスモル領内」
手近な宿を見つけ、二人はそこで食事と宿泊を済ませた。
「おやすみん」
「おやすー」

翌朝、ウィルがめざめるとミックがじーっと見ていた。
「なに?」
「夜這いしないか見張ってたんですよ」
「えー」
エリシャが起きてから食事を取り、宿を出た。
「まずはリヴァーだっ」
エリシャが元気よく言った。
「リヴァって何」
「馬。みたいなもの」
寝不足なので休みますといってミックはどこかへ消えている。
二人はひとつの店に入った。
「店主さん、リヴァー二頭くださいな」
「あいよ」
少しして店主が二頭のリヴァーをつれてきた。
馬に似ているが角が生えていて、足の形が異様だ。
「はい。代金です」
「ありがとうございましたー」
店主の声に送られて二人は店を出た。
二人は――ウィルはエリシャに手伝ってもらいながら――リヴァーに乗った。
「頭の中で前へとか後ろへとか振り落としてくれとか
念じればその通りにしてくれるから」
エリシャが説明した。
ウィルはその通りにした。途端に振り落とされる。
もう一度リヴァーに乗りなおしたウィルとエリシャはさらにすこし進んだ所に
あった店に入った。そこで食料を買う。
エリシャが食料をウィルに持たせて地面に○と△を組み合わせた模様を描いた。
その上に食料を置く。エリシャが何事か唱えると食料は消え失せた。
地面の模様を踏み消し、二人はまたリヴァーにのり、街を出た。

街を出た所は草原だった。果てが見えない。
「一晩で越えれるよ」
二人は草原を駆け抜けた。
その間にエリシャはウィルにこの世界の基礎知識を教えた。
夜、野営するのにちょうどいい場所を見つけると、エリシャはまた
ごく簡単な模様を地面に書き、テントや食料、水を召喚した。
ウィルが集めた薪を示してエリシャが言った。
「ほら、火起こしてごらんよ。イメージで」
ウィルは火をイメージした。すぐに火がついた。
二人は質素な食事を済ませるとテントに入り毛布に包まった。
「おやすみ」
「おやすん」

翌朝、ウィルはエリシャに起こされた。
ウィルが言った。
「夫婦みたいだね」
「つまらない冗談だね」
二人は簡単に食事をし、テントなどを片付けた。
それからまたリヴァーに乗り、草原を走った。
しばらくすると街が見えてきた。
二人はミックの陶酔術に頼ることも無く、なんなく街へ入った。
ウィルがきいた。
「何も言われないんだね」
「そうだね。何でだろうしね」
「え?今さらっとなにか言わなかった?」
「タイプミスだよ」
「え」
二人はしばらく歩いて――人が多かったのでリヴァーから降りて――
食事をする場所を見つけた。
店内に入ると店主が近付いてきた。
「店主さんおいしいものください」
エリシャが言った。
「ん。本日のお勧めはこれだ。オレンジソースカレー。ベースがオレンジなんだ」
「それを二つ」
「あいよ」
席に座って少し待つと、橙色がかったカレーソースの
かけられたライスが運ばれてきた。
ウィルは恐る恐る口に運んでみた。
「お・・・おお。意外といけるな」
「でしょう?オレンジソース万能なんだよ」
二人は食事を終えると店を出た。
「今晩はこの街に止まろうと思ったけど、その調子だと
来年の春ぐらいまでかかるね。旅が」
エリシャが言った。
「話が終わるのもそれぐらいかかってしまうという事だね」
ウィルが憂鬱そうに言った。
「メタェ・・・」
「エリシャだって人の事いえないでしょう」
「それもそうね」
エリシャがあっさりと言った。
「そういえばさっきのオレンジソース、甘夏からできてるらしいよ」
「カニバリズム!?」
「まあ読者を楽しませようというサービス精神の賜物だね!」
エリシャが満面の笑みで言う。
「それならしかたないか」
話し合った後、まだまだ陽は高いのだからと二人は街を出ることにした。
街を出てしばらく草原をリヴァーで走り、夕闇が迫るころ、
鬱蒼と茂った森の前で立ち止まった。
「今夜はここで寝よう」
「わかった。時間の都合で省略おやすみ」
「そんな事いっても駄目なんだからっ。ほら、木集めてきてよ」
野営の準備を終え、二人は食事をはじめた。
「聞きたいことがあるんだけど」
「なにー?」
「えっと・・・」
ウィルは言葉を選びながら言った。
「いくら国で一番優秀な召喚士とかいっても、
14歳の女の子一人に国の・・・世界の命運を託すかなーって。
それに、二人きりなのもなぜかなと?いや二人きりは嬉しいけど」
「私がウィルと二人きりになりたかったからだよ」
「え」
「嘘だよ」
「え」
「ええとねー。まず相性の問題だね。召喚士だっていう事じゃなくて、
ウィルを昔ここの世界に召喚した人の血を受け継いでるから・・・」
「エリシャの傍にいると力が増すって事?」
ウィルがいぶかしげに言った。
「そのとおり」
エリシャが笑いながら言う。
「なんでもありだね・・・」
「そうだね。それと、なぜ私だけかというと・・・実は・・・」
エリシャが言い澱んだ。
「何?」
「まあ・・・国はこれにあまり期待してないってことだね。
人を多く使うのを惜しむ程度には。危険も大きいしね」
エリシャはそこで一度言葉を切って、ウィルを上目遣いにみた。
「そ、そうなんだ・・・」
「ウィルは私の話聞いたとき思わなかった?そんなうまくいくかなって」
「うーん・・・思わなかったかな・・・」
というかあの時は話を受け入れるので精一杯だったな・・・。
「ま、いいや。そういうことなんだ」
「それにしても上目遣いってそこはかとなく萌えるよね」
「でしょう?意識してるんだよ」
「あ、そうですか」
食事を終え、二人は寝具に入った。
「Good Night,And Have A Nice Dream」
ウィルが気取って言った言葉は、
「どういう意味?」
伝わらなかった。
「おやすみってこと」
「そうなんだ。おやすみなさい」
「おやすみ」
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